らぶ米でぃ!
「全然イケてない・・・」


鏡の前で自分の姿を映しガッカリ

それもそのはず・・・


真っ白の割烹着に真っ白の三角巾

あり得ないでしょ?



「私、女子高生なんですけど・・・」


せめてエプロンとかさぁ・・・

これじゃ・・・


「おにぎり屋のおばちゃんだよ・・・」


「あら?おにぎり屋のおばちゃんだものしょうがないでしょ?」


腰を曲げ壁伝いに母がそう言って現れた。



「起きて大丈夫なの?」


大丈夫なら代わって欲しいんですけど・・・


「大丈夫なわけないでしょ?

舞ちゃんが心配だから様子を見に来たのよ。」


見に来れるぐらい元気なら代わってよ・・・



「具材の準備はしたよ。」


うめ、シャケ、おかか、ツナマヨ、たらこ、こんぶ 以上!



「あら?これだけなの?」


これだけで充分じゃないですか?



私が準備したおにぎりの具材


それらを見て批難するような目つきで言う母


「うちの売りは美味しいお米と種類豊富な具材なのよ。

これじゃあ、そこらのコンビにと変わらないでしょう?」



そう?別にいいじゃん・・・



種類豊富な具材ったって・・・


どれだけあると思ってるの?



ジョーダンじゃなく30種類!


季節によってはそれ以上あることもあるとゆう・・・





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