らぶ米でぃ!

「なんだよ。」

「別に」

「さっさと作ってくれよ。」


うるさいなぁ・・・



私がおにぎりの準備を始めると

俊太は 

「これもな。」

そう言ってお茶を持ってきてカウンターに置いた。



チラッとそれを見て私はもう

おにぎりを握ることだけに集中


してるのに



「コメコが料理する姿初めて見た。」


とか言いながらこっちを覗き込んでくる俊太



無言でおにぎり握ってると


「料理じゃないか、おにぎりだもんな。

コメコがまともな料理なんか・・・」



うるさいなぁ・・・もう~気が散る!



気が立っているせいか

おにぎり握る手に力がこもり・・・



「できた!」


けど


「おい・・・なんか

それさあ・・・食えるの?」




一瞬芽生えた密かな殺意


俊太のやつ!


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