らぶ米でぃ!

俊太が北海道に行っちゃうことは

ただの距離の問題

でも


その距離が別れることに繋がらないって言えない。



もうすでに俊太からの連絡だってない。

黙って北海道に行ってしまうつもりかも知れない。


誰にも相談できずにいたけど・・・


「八十八・・・

俊太がいなくなっちゃうよぉ・・・」


八十八の行動は早かった。


「もしもし、俊太か?

お前これから舞子のことどうすんの?」


どうするって?そんなこと聞いてそれこそどうする訳?別れるとか言われたら?


「はあ?お前さあ、ウソでも離れたって大丈夫だって言うんだよ。


浮気も絶対しないしとかさあ・・・

ウソでも言わなきゃ不安になるだろーが。」


ちょっと・・八十八

何言ってるわけ?ウソつけみたいな・・・。


ケータイ片手にしゃべり続ける八十八。


「何?俺の気持ちは絶対に変わらないけど舞子が信じるか分からないって?

バカじゃねーの?

つか、大学はこっちに戻って来るって約束しとけよ。

は?受かるかどうかって?

俊太・・・お前


根性叩きなおしてやろうか?」



なんとなく


八十八と俊太のやり取り


八十八のだけ聞いてても分かった。



「いいから、すぐに来い!

分かったな?」


俊太・・・来るの?



「ああ?何だって?


北海道にいるだと?!」


ええっ!?



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