らぶ米でぃ!

「ほら、食べろ。」


八十八

いつの間に?


目の前に差し出された

「おにぎり?」


「八十八様の特製おにぎりだ。

中身は、食べてのお楽しみ!」


「八十八様ってねぇ・・・」


こんな時にいつの間にやらおにぎり握ってた八十八。


そのおにぎりは

すばらしい

完璧なホルム


「舞子のおにぎりが30点なら

俺のは120点だな。」


自分で言うし・・・


ってゆ~か私のって30点っ!?


パクッと一口食べた。


「スっぱ!」

中身は梅だった。


「お、先に梅が来たか?」


先に?

もう一口食べた。


「シャケだ・・・」


梅とシャケ

俊太のいつものやつ・・・


涙がまた出て来た。


「八十八・・・分かってて作ってんの?」


「一つに両方詰めてみた。どうだ?」


なぐさめるつもりで作ってくれたんだか


イジワルなのか?



「八十八のバーカ!


ハー・・・」


言いかけて


「ま~い~こちゃん?

その続き言ったらその口にもっとでかいおにぎり詰め込むぞ!」



キャー!


「ハーゲ!」


逃げろ~ッ!

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