らぶ米でぃ!
困った

こんな姿・・・


冷や汗が出て来た


思わず割烹着のポケットに手を入れ

そこに入っていた布を取り出し





「マスクだ!」


天の助け



変装

慌ててそのマスクをつけて



「いらっしゃいませ。」


バレないように願いながら立ち上がった。



「えっと・・・

今日は・・・鳥からと・・・」



目の前

先輩がいる


カウンターに置かれた具材のメニューを真剣に見てる。



ドキドキした。




「じゃ、鳥からとえび天お願いします。」


「と、鳥からとえび天ですね。」


慌てる

先輩にバレやしないかとドキドキ



別に先輩は私のことなんて全然知らないだろうし・・・


だけど

こんな姿で初めて口を利くことになろうとは

思いもしなかった・・・よ

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