らぶ米でぃ!
「だって、うちにいたら店手伝わされるしさあ・・・正月2日から営業ってさあ・・・」
ってミナト先輩
「私は、ミナトんち手伝う気でいたけどミナトがいなきゃつまんないし」
って弥生さん
「私もお正月中は、お寺にお客が多くて疲れるからここがいいです。八十八さんに会えるし。」
ってゆいちゃん
「そうよねぇ、八十八んとこってムダに広いし、みんなが集まるのに最適よねぇ。」
彼氏の部屋に余計なお子様たちが集っていても怒りもしないで寛大なあおいさん
ゆいちゃんのことも気にも留めないって感じ?
「確かに八十八のとこって広すぎだよね?
お父さんもお母さんも何で八十八にこんな広いマンション借りたんだかねぇ・・・
車も買ってあげちゃうしさあ・・・」
でも、ムダに広い八十八のとこのお陰で一人にならないですんでる。
このお正月中
両親は、またも二人で温泉旅行
うちで一人で留守番はイヤ。
俊太とは、あれから連絡を取ってない。
あの後で俊太から来たメールも電話も一切無視したら一度だけうちに電話が入ったけど居留守を使った。
それから連絡は無い。
これは・・・多分
終わった
ってこと?
そんなこと時々考えながらも八十八のとこにいれば取りあえず騒がしくって気が紛れる。
「ああ、このマンションって賃貸じゃなくて、親父が買った
つか
買ってくれたマンションね。」
「は?
八十八にマンション買ってくれたですって?」