らぶ米でぃ!
またしても親の理不尽さに

「八十八ばっかズルイ!」



「だから、舞子にも言ってるだろ?

日々、頭使えってさ!」



八十八のヤツめ!


ってゆ~か・・・

うちの米屋ってそんなに儲かってるの?




「舞子、知らなかったか?親父ってあれで大学は経済学部卒。

米屋の片手間に投資とかやってるみたいだぞ?

ま、あれで元は証券マンだし?」


へっ?


「知らなかった・・・」




「投資って儲かるんですか?」


急に目をキラキラさせ聞くミナト先輩


「ああ、ちゃんと勉強すればな。

素人が適当にやってもダメだけどな。」


なんか・・・八十八もやってるっぽい?



「教えてください!」

「私も!」

「私も!」


ちょっとぉ・・・



「よし!じゃあ初心者には・・・」


八十八が投資の講座を始めようとしたところで



「八十八!

もう!これから見たい映画あるって言ったでしょ?」



「ああ・・そうだった。


じゃ、またな。」



あおいさんに連れられ八十八は出かけて行ってしまった。



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