らぶ米でぃ!
今日は、俊太を置いて先に登校した。
『何で先行っちゃうわけ?』ってムスッとした顔で俊太が隣の席について聞いて来たから
『別に』って言って向こう向いたら『あっそ』って俊太
それからそのまま
一日口も聞かず・・・
「俊太くんもかわいそうだよねぇ・・・」
「かわいそうなのって私じゃないですか?」
「何で?別に急ぐことないって。」
「まあ、舞子先輩の気持ちも分からなくないですけど。」
「私の気持ちなんてゆいちゃんに分かる訳?」
なんだかちょっとイラっとくる。
そんな私に弥生さんが
「なら自分から押し倒しちゃいなよ。
もー、こっちの方がイライラするし。」
逆ギレぎみ?
「で、でもそんな時間も場所も・・・」
「学校。時間も場所もありまくりでしょ?
屋上とか体育倉庫とか。」
そう言って
スカート
パパッと払って立ち上がり
「ミナトんちのバイトの時間だから帰るね。
ミナト~
先帰るね~。」
校庭で部活中のミナト先輩に呼びかけ
「おー、頼むな~。」
ミナト先輩が弥生さんに手を振って
そんな二人は
なんだか傍目にも
うまくいってる
そんな感じ。