らぶ米でぃ!
「できたよ。」


俊太の態度にちょっと不満。


別に不満に思う必要もないんだけど


八十八の言うことなら聞く俊太。



『俺の妹を侮辱するヤツは、ダレであっても許さないからな。

それに、俊太てめーは、人がせっかく応援してやるって言ってるのに疑うとは、どーゆー了見だ?』


って八十八にすごまれて



昨日、あのまま八十八に帰された俊太。



八十八が、俊太を応援するって言ってたなんて知らなかったけど・・・


八十八のヤツ、いつから俊太の気持ちを知ってたんだろう?


ま、そんなことどうでもいいんだけど。



「何やってんの?」


俊太のヤツまだケータイいじってる。


「ちょっと待って・・・送信っと!」



どうやら、誰かにメールをしてたみたいで


ケータイを閉じると

おもむろに私の顔見て


ニッコリ

する俊太。



「何?」


その笑顔は?


「え?ああ・・っと」


私は、俊太がお金を払うのを待ってる。



でも、俊太はポケットからノロノロとお財布出して

「コメコってさあ、ケータイは?」




「ケータイ?」


あ・・今日は部屋だ。



「メール送っといたからさ。」


って言ってお金払って俊太のヤツ



「じゃっ!」


「ちょっ・・俊太?」



『じゃっ!』とか言ってそんな慌てて行っちゃって何?



「メール・・って?」




戻って来た母と交代したのはお昼ちょっと前



自分の部屋に置き忘れたケータイ


メールをチェック

して・・・


< 94 / 364 >

この作品をシェア

pagetop