RESET~あなたの人生リセットしますか?~
ジリジリジリ~!!!!!

目覚ましの音が部屋中に

鳴り響く。

目覚ましを止めて、まだ時間には

1時間ちかく余裕があったから、

お母さんに髪を巻いてもらい、

お気に入りのショートパンツに

レギンスをはき、ピンクの

ワンピースを着て、いつもより

可愛く仕上がった。

太陽のプレゼントは、ミサンガ。

急に言われたから、買う時間はなく

机の上にあったミサンガを

適当に選んだ。

『行ってきま~す!』

そう言って、小走りで学校に向かった。

8時20分・・・今だに太陽は来ない。

『あと3分じゃん・・。』

そう呟いた時

『よっ!遅れちったぁ~。でも

まだセーフ~~!!!

来てくれたんだ。来ないと思った。』

『仕方なくだしねっ!』

そう言って、静かになった。

『で・・何?いう事って。』

空気を換えようと、本題にはいる。

『ああー、まぁ待て。』

待て?意味分かんない・・

~♪~♪~♪~♪~♪

コブクロの音楽が鳴り響いた。

『何?』

『俺が生まれた時間!8時23分♪

アラームセットしといた。』

私は鼻で笑った。

『何で23分なんだろう?って思ったら

このことかっ!』

『いう事は??ないのか?』

『はいはい、おめでとう。』

素直に言ったつもりだけど・・

心こもってるかな?????

『サンキュッ』

照れた顔でお礼をいう太陽。

『で!何?いう事って!』

気になってたから早々と聞き出す。

『ああー・・ま、記念日だしよ~

そのー・・・俺たちさぁ、気合うじゃん?

だし、仲良いじゃん?』

何?何が言いたい訳??

『言いにくいけど・・付き合わね?

嫌だったら全然OK~だし』

『え・・・』

これって告白~!?

私みたいな女に!?

まったくの初めてだ・・

『ど?』

ど?って・・私、太陽の事好きなの?

どーしよ。

『あのさ...わかんない。

今日、メールするわっ!

ゴメン、急用あるし、バイバイ!』

そう言って、動揺している自分を

隠し、その場を逃げた。
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