ファイヤーLOVE

「兄貴!!キリがないっス。
…コイツらかなり強いっすよ!」
「……あぁ。悪ぃな…女に負ける訳にはいかねぇんだ。」

そして兄貴って呼ばれてる方を見ると…
ナイフを持ってやがる。
しかもその先は−…華唯?

はっ!?
咄嗟に体が動く−
『ふざけんなぁぁぁ−!!」
華唯を庇う−

瞬間…
自分の腕に熱く鋭い痛みが走る−。
『−−っ!クソが!』
怪我した方の手でナイフを掴む−。
怪我したんだし今さらだと思って…。
「っ!何してんだよ!?」
『…てめぇなんてどぉでもいいんだよ。このナイフを華唯に触れさせる訳にはいかねぇんだょ。』
ナイフが華唯に触れるっつうことは怪我をさせるってことだ。
そんなこと絶対させねぇ…。

悲鳴が上がる…。
「柚衣菜ぁ−!!」
意識が遠ざかりそうな時…

「てめぇら!なんの騒ぎだ!!」
そんな声が聞こえて
私の意識は途絶えた…。
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