僕の甘甘な想い〜ベッドの上でキミを抱きしめたかった
数日後に、またそこへ行くと少年は居なかった。代わりに、誰かがたっていたのだ。
少年と同じ青色の髪の青年が。



身長も、私よりも大きくて、優しそうな青年だ。年齢も私よりも、年上だろう。


その彼は、私を見ると頭を下げた。



「真奈さんですよね?」



「え?」



「あ、すいません。真奈美さんでしたね?」



「あ、はい」



「覚えてないみたいですけど、あなたに何度か会ったことあるんですよ?」



「私とですか?」



「ええ、息子が大好きでしてね。真奈美さんが」



息子って、あの子?もしかして、あの子のお父さん!?



「ももしかして、あの子の……」



「そう父親です」



私の言葉を遮って少年のお父さんはにっこり笑いながら言う。



あ、少年も同じように笑うのかな?



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