僕の甘甘な想い〜ベッドの上でキミを抱きしめたかった
幼い少年の数年後を想像しながら私は思った。



「お父さんが、なんで来たんですか?」



気になってた事を問い掛けると、少年のお父さんは、少し苦笑しながら話してくれた。



「親バカかもしれませんが、息子に幸せになってもらいたいんで、今日来たんですよ」



「え?」



「息子と付き合ってやって下さい。夏休み入る前で、良いんです」



そう言って少年のお父さんは、頭を下げた。



「お願いします」



え?どうすれば、良いの?



「あの……」



うっ、上目遣い苦手なんだよ!



少年のお父さんは、頭を下げながら時々チラッと私を見上げる。
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