僕の甘甘な想い〜ベッドの上でキミを抱きしめたかった

第一章

出逢いは突然に

｢アハハ、そうなんだ？タラコクチビルって、すごいこと言うね？｣



｢あ！タラコクチビルって言うな！｣



｢だって、タラコクチビルはタラコクチビルでしょ？可愛いと私は思うぞ？｣



そう言って私は、タラコクチビルの口元を触った。



うん！やっぱりタラコクチビルでしょ？その唇って。



｢……来須が言うなら、良いことにするぞ！｣



可愛いよね？タラコクチビルは！センパイって感じしないし。



私の名前は、クルスマナミ。ただいま、友達のセンパイと下校中。くるくると自分の髪の毛を指に絡めながら私は、帰っていた。



センパイの名前は、タラコクチビルって言って、本名は知らない。みた瞬間タラコクチビルしか思わなかったから。



私とお揃いの髪型。茶髪に、伸ばしっぱなしの長い髪が、風で揺れる。



タラコクチビルは、私の一つ上の高校三年生。良く一緒に帰ったり遊んだりしているから、センパイなんて今更私は思えない。仲良しの友達感覚が消えないから。