僕の甘甘な想い〜ベッドの上でキミを抱きしめたかった
「お姉さんと暮らそう!」



お姉ちゃんは、私を隅っこに追いやると、冬磨くんに抱き付いた。



ぎゅっと効果音が、つきそうなぐらいに。序でに、ムニュっと胸まで冬磨くんに押しつけている。



たいていの男の子なら、イチコロだろう。現に、何人もの男の子がお姉ちゃんの魔の手に落ちたことか数知れず。



でも、冬磨くんだけは違った。冬磨くんは、私の言葉以外どうでも良いと思ってるようで、無表情だ。



「真奈ちゃん、助けてはくれないだろうか?」



腕を私に差し出して冬磨くんは、私に助けを求めてきた。


可愛いな!



完全に私は、冬磨くんを弟にしか見れなくなっていた。
だけど、たまに見せる笑顔にキュンとするのも事実だ。
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