僕の甘甘な想い〜ベッドの上でキミを抱きしめたかった
「花見行くんだろう?時間がなくなる」



お兄ちゃんはクールに言うと、私の荷物を取り上げ持ってくれた。



たまには、優しいよね!私にも。



「はぁ~」



「紘がんばんなさいよ?」



何をがんばるんだろう?お兄ちゃん。



「真奈ちゃん、手を繋いでも良いだろうか?」



私の服をちょんと引っ張って冬磨くんは、言った。片方の手は、リュックを掴んでいる。



小さな手を掴みそっと繋いだ。



「あったかいね?冬磨くんの手」



「真奈ちゃんと繋いでいるからだ」



「ありがとう」



「お礼を言うのは、僕の方だ。繋いでくれてありがとう」



可愛い!なんでこんなに可愛いんだろう? 冬磨くん。



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