僕の甘甘な想い〜ベッドの上でキミを抱きしめたかった
「あ!今日、自己紹介あったぞ!」



不意にタラコクチビルは、そう言った。因みに、タラコクチビルは、女ではない。髪型は、たまに真似して私みたいにするだけ。



クラスでは、ちゃんと普通に男子校生だ。タラコクチビルって言っちゃ本当は、ダメなんだろうな。


「私のところもあったよ!」



春休みが終わって最初の授業の時間は、ほとんど自己紹介で終わる。



「間違えてタラコクチビルって言ってしまったぞ!」



そう言って、タラコクチビルはしょんぼりしてしまった。



おかしい!タラコクチビル!本名言わないとダメでしょ!



「アハハ、本名言いなさいよ!本名」



「分かってるぞ!でも、来須が、タラコクチビルタラコクチビルって言うから!」



私と同じぐらいの身長を縮めながら、タラコクチビルは、地面にしょんぼり座りこんだ。



ポンポン肩を叩くと、ぷいっと横を向く。



可愛いな!タラコクチビルは!
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