僕の甘甘な想い〜ベッドの上でキミを抱きしめたかった
「この鎖は、僕みたいだ。鎖をしておかないと、真奈ちゃんへの想いがたくさん溢れる」



恥ずかしくもなく、冬磨くんはそう言う。帽子で、表情は見えなくなったけど、代わりに、ネックレスが風で揺れる。



冬磨くんの代わりに、頬が赤くなっているよと教えてくれたみたいだ。



微かに、頬が赤くなっているのが、一瞬だけ見えたから……
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