僕の甘甘な想い〜ベッドの上でキミを抱きしめたかった
「はぁ……」



お兄ちゃんは、敷物に座りながら溜め息を吐いた。この場にふさわしくないその溜め息に私は、不快な想いをしながら声を掛けた。



「どうかした?」



「なんでもない」



なんで溜め息なんかするのよ!ケーワイだよ!KY!



「溜め息なんて似合わないから!」



お兄ちゃんは、私と冬磨くんをじーっと見つめまた溜め息。


「仲……良いよな?」


「普通だよ!だって、一応つ付き合ってるんだから」



言ってから、恥ずかしくなり頬が赤く染まる。



彼氏なんだよね?一応は……



チラッと冬磨くんを見ると、冬磨くんも頬が赤く染まっている。横に居たから、私にはすぐに分かったのだ。



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