僕の甘甘な想い〜ベッドの上でキミを抱きしめたかった

｢解散！気ぃ付けて帰れよな!?特に、来須！お前はな｣



先生は、ビシッと私を指差すと不適に笑ったのだ。一瞬美絵ちゃんに睨まれながらも、頷いた。



先生って、お兄ちゃんと仲良いからな……だから、心配してくれんだろうけど。美絵ちゃんの前ではやめてほしいかも。








放課後になり、私は、タラコクチビルと一緒に帰る途中、後ろから声を掛けられた。
そこには、冬磨くんが居たのだ。



久しぶりに見た冬磨くんは、相変わらず青の短パンに白のTシャツを着ていた。


あんまりないのかな？



私は、そう思いながら冬磨くんの頭を撫でる。



｢あんまり撫でるのは、やめてくれないか？｣



｢え？｣



｢真奈ちゃんと近付き過ぎて、抑えられない｣