僕の甘甘な想い〜ベッドの上でキミを抱きしめたかった
「迷惑だろうか?」



胸を押さえながら冬磨くんが寂しそうに言う。



「胸がいたいんだ。真奈ちゃんの事考えると。でも、一緒に居ないともっとイタい。苦しい。切なくなる」



そんな表情で見ないでよ。私にどうすれば良いの?私本当に真奈ちゃんなの?



もし、違ってたら私を置いて本物の真奈ちゃんの所に行くんでしょ?



冬磨くんは……



そう思っても、私には言えない。嫌われるかもしれないから。傷付いた表情を見たくない。



冬磨くんには、笑ってほしい。ずっと……



「あ……」



今分かった。私冬磨くんを……好きになったんだ。きっと……



嫌われたくないって思うって事は、好きって事なんだと思う。



いつの間にか、私好きになってたんだ。年下だからって、気持ちにブレーキかけることもないんだ。


世の中には、年の差カップルなんてたくさんいる。



< 43 / 65 >

この作品をシェア

pagetop