僕の甘甘な想い〜ベッドの上でキミを抱きしめたかった
「っ……」



ドサッと私の体を壁際に追い込み、乱暴に吹っ飛ばす。その拍子にどこかにぶつけ私の表情が歪んだ。



だが、そんなのお構いなしに美絵ちゃんは、私を見下ろしながら話し出した。



「あれは、い従兄なのよ!」



どうみても、嘘をついてると見え見えな言い方に私は、そう……と呟く。



「本当なの!あたし」


別にどうでも良いのに。冬磨くんと居たいのに……なんで、邪魔してくるんだろう。



「なんとか言いなさ!……キャ!」



「真奈ちゃんをいじめるな!」



美絵ちゃんの言葉を遮って冬磨くんが、飛び出して来た。冬磨くんは、美絵ちゃんを睨みつけている。



私は、唖然と見上げてしまった。初めて聞いたから、冬磨くんの怒鳴り声を……


心臓は、ドキドキと高鳴っている。



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