僕の甘甘な想い〜ベッドの上でキミを抱きしめたかった
「本気にするなよ!」


それぐらい分かるのに!
冗談言っただけなのに!



「分かってるよ。冗談も通じないんだ?お兄ちゃんって」



「悪かったな。こんな兄で……」



お兄ちゃんは、そう言うと、一馬さんの肩に手を置いた。



「一馬、冗談は言うなよ?もう」



「すまんすまん!」



ふふ、可笑しいお兄ちゃんだな。



「っ……真奈ちゃん先に、観覧車に行かないか?」



冬磨くんが一瞬だけよろける。



「大丈夫?」



「すまない、心配かけてしまって」



「気にしないで、観覧車だね?行こう」



私達は、観覧車乗り場に向かった。







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