白雪姫を襲った実母と白雪姫の争い
そして次の日の朝、王子と共に実母の灰が有るあの草原に足を運んだ。

ふたりは目を丸くして驚き王子は顔を青色に染めた。

「な・・・なぜだ!?」

そう叫んだのは王子だ。
白雪姫は黙って眉をしかめ、唇をギュッと噛んだ。
お付きの者達も信じられないと言わんばかりに
口をポカーンと開けて見入ってしまった。

それらの視線の先にはあの実母の灰で出来た実母の像があった。

「だ…誰がこのような事を!私の断りも無く勝手に!!」

白雪姫はカンカンになりながらも穏やかに言い、

「城の中の者で昨日あの嵐の中、1歩でも外へ出たものはここへ連れてくるように言ってください。」

と王子は願うのだった。

「よし、連れて来なさい。」
と言って王子は後ろの方にいた付き人に命じた。

すると付き人は、
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