白雪姫を襲った実母と白雪姫の争い
それから何年もの月日が平和に過ぎて行き、白雪姫と王子が、次の王とその妃としてたてたれた。


やがてふたりには子供が出来た。


その娘は白雪姫にそっくりで、綺麗な愛らしい子どもに育った。

白雪姫はその娘の名を

「 白雪姫 」

と名付けた。

そしてその日以来、自分自身の事も白雪姫と呼ばないようにと固く命じた。

その名を自分の中から追い払い、名の無い妃として生きるのであった。
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