純色ー彼は芸能人!?―
「先、家まで送ってくから。」
と優は言ってくれたけど私は無理を言って
レッスン場までつれて行ってもらった。
とは言っても近くまでだけどね。
「行ってきます。」
と言って優は私の頭をポンポンと叩いて
入口の方に向かって行った。
入る瞬間、優の横に女の子が走ってきて
優の体にくっつきながら中へ入って行った。
私の存在に気づいてなかったのかなと思ったけど
そう思う方が余計に胸が苦しくなった。
でも芸能人の彼女になるって事はこういうことも我慢しなきゃ、
全部受け止めて行かないといけないんだよね…