純色ー彼は芸能人!?―
私の見えない壁の向こうであの子といるんだと思うと
なんか本当に彼女になったのか分からなくなっちゃった…
体では分かってても
私の気持ちは分かってなかった。
しばらくすると車が走り出し
運転手の藤原さんが話しかけてきた。
藤原さんは優のマネージャー兼運転手。
優が教えてくれた。
いつもサングラスを掛けて眩しそうに運転をしていて
髪の毛は若者風にカットしてある。
今どきのお父さんって感じの人。
毎日、優のために歩き回ってくれているんだって。