純色ー彼は芸能人!?―
「話す事沢山あるのに寝ちゃったじゃん。」
あくびをしながら目でこっちを向いた。
「俺も同じ体験してきたって事話さないとね。」
「私に先に話させて?」
話始める優の言葉を遮った。
優はゆっくりうなずいた。
「ウザいって思われるかもしれないけど、
気になったままじゃ嫌だから言うね。
あの女の人って…誰?」
ふいを衝かれたように優の表情が一瞬変わった。
私が見逃す事はなかった。
「あれは…ただの親戚って言うか幼なじみ。」
自分の髪の毛を撫でながら答えた。
そして、優はすぐに元の表情に戻した。