純色ー彼は芸能人!?―
「嘘…。
自分に嘘つかないでって言ったの優だよ?
私に嘘つかないで話して。」
優は芸能人だから演技されてごまかされちゃうんだろうなって思ってた。
私の左手が優の手に握られた。
「そうだよな…ごめん。
本当の事話すよ。
その替わり、俺が好きって気持ちは未来にしかないから。」
優は私の手を見つめながら言った。
「俺も同じ体験してきたって言っただろ?
その相手が菜奈なんだ。
中学3年の時に告られて
初めはただ付き合ってただけだった。
だけど次第に俺の方が菜奈を好きになってた。
中学3年の9月ぐらいに菜奈が言ったんだ
芸能人になるためにスクール入りたいって
俺は甘くみてた。