純色ー彼は芸能人!?―
朝の沈黙は私にとって辛かった。
優は横で寝てるけどね…
この間に色々考えちゃうし
自分の考える想像の世界では
いっつも悪い方にいっちゃうから。
ただいつもと違うのは
私の左手には優の手が握られてるって事。
寝てる優の手はだんだんゆるくなってきてるけど…
でも、握られてるだけで安心出来た気がした。
学校へ近づくにつれて生徒の姿が多くなってきて
人目が凄い気になった。
みんながこっちを見ている気持ちって
どう思ってるのかって思って…
誰も思ってないかも知れないけど
怖かった…