純色ー彼は芸能人!?―
教室に入ると一番に華恋が目に飛び込んできた。
オーラからも顔からも凄い嬉しそう。
私に気づいた華恋は
私の方に向かってきた。
「未来、昨日は本当にありがとうっ。
めちゃ嬉しかった!
今日も…いい?」
華恋は申し訳なさそうに私を見上げた。
「多分…いいよっ。
じゃぁ一緒に帰ろうね。」
私って本当、意地悪な人だよね。
大親友の子に嘘までついて
好きな人と付き合ってるし
それをまだ言ってないなんて…。
逆に華恋の事苦しめてるんだよね。
余計な事が。