純色ー彼は芸能人!?―

教室に入ると一番に華恋が目に飛び込んできた。


オーラからも顔からも凄い嬉しそう。


私に気づいた華恋は
私の方に向かってきた。


「未来、昨日は本当にありがとうっ。
めちゃ嬉しかった!

今日も…いい?」


華恋は申し訳なさそうに私を見上げた。

「多分…いいよっ。
じゃぁ一緒に帰ろうね。」


私って本当、意地悪な人だよね。

大親友の子に嘘までついて
好きな人と付き合ってるし

それをまだ言ってないなんて…。


逆に華恋の事苦しめてるんだよね。
余計な事が。





< 63 / 79 >

この作品をシェア

pagetop