純色ー彼は芸能人!?―

校門には優の車…っていうか
優のお迎えの車がすでに来ていた。


周りからの黄色い声援が凄かった。


華恋は後ろでぴょんぴょん跳ねるように喜んでいた。



車に近づくと中から優が出てきてドアを開け"どうぞ"と

少し低めの小さな声でささやき

周りの声は更に大きくなった。


華恋を車の中へ先に通すと

真ん中の席に座った。


「またかよ。」


優が私の耳元でつぶやき

軽く私の背中を叩いた。




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