純色ー彼は芸能人!?―
座るのと同時に、
優は私の肩にゆっくり手を掛けてきた。
「別に誰とでも交換する訳じゃないから。
俺、男子校だし。」
え??今、何て…
私の思ってた事を言われてびっくりした。
てか…優、男子校だったこと忘れてた。
「まぁ…そんなこと思わないっか。」
私は大きく顔を横に振った。
「そんなことないよ。
アドレス交換いいよって言ったとき
芸能人なのに大丈夫なのかなって思ったし、」
何故か上手く言葉にあらわす事が出来なかった。
「そっちかよ…
あれは未来の事を思ってだから
いつもは交換なんてしないから。」
といって、優は肩を下ろすようにため息をはいた。