純色ー彼は芸能人!?―
車の窓から夕日のオレンジの光がそそぎこまれていた。
あくびをした優の目がかすかに潤む。
家に帰ると私は一目散に自分の部屋へ向かった。
壁に貼ってあるカレンダーを見ると後2週間で夏休みである事を教えてくれている。
「夏休みっか…」
私は独り言をつぶやきながらベッドに寝ころんだ。
優って夏休み空いてるのかな…
多分レッスンか仕事だよね。
私は天井を見つめたまま又眠りについてしまった。