純色ー彼は芸能人!?―

「未来、俺の事好き?」


耳元でささやく様に言った。


私は小さくうなずいた。


優みたいに"好き??"だなんて絶対無理だよ、
私だったら恥ずかしくて言えないもん。



「俺、未来の事見えないし
言葉で言ってくれないと分かんないじゃん。」


私の顔が一気に熱くなった。


「好き!」


私は声に力を入れすぎて大きな声になってしまった。


言っちゃった…


優は笑いながら私の体から離れた。





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