友達以上恋人未満
きっかけ
それは、あるほのぼのとした春の日の事だった…


「かなぁ」

大きく手を振って親友の綾が近づいてくる

「綾ぁ会いたかったよぉ~」

「ピンポンパンポーン
入学生は、体育館入り口前にお並びになってください」

放送が流れた…

そうわたし達は、入学式前の高校一年生。

「かな 早く行こ!!」

綾に手を引っ張られながらついて行った。

‐入学式‐

だるい…

校長の話とか来客の方の話とか…


私は、友達としゃべったり、恋愛ができればイイ

入学式が終わった。

「疲れたぁ~。校長の話とか長いしうざいし」

「ホンットォ~」

そんな話をしながら
教室に向かった…。

教室には、担任が座ってた…

担任が振り返った…

その瞬間時間が止まった気がした…

幼なじみの旬ちゃん…

私より1㎝だけ背が大きかった9歳年上の旬ちゃんが…

あの旬ちゃんが私達の担任…

「かな
あれ旬ちゃんじゃない??」

「たぶん…
そうだと…いや絶対」



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