瞬間的・恋心



「千尋!!
な~に涼太くんと話てんのよ~?」

「なに?」

「なんか生意気ねぇ」

思いっきり蘭から睨まれた。
工藤くんの顔も見れない。

「涼太くん知ってた~?千尋ねぇ、いつもはトイレでシクシク泣いてるんだよぉ。ハハ」

工藤くんにばれてしまった。

どうしょう
嫌われちゃうかな?

恐る恐る工藤くんを見てみると…

工藤くんが、


「山田さんはそんなに弱い人間じゃないと、俺は思うよ。」

工藤くんは蘭に対して睨みながら言った。

そしたら蘭は「ふんっ」と言ったあとどこかに言ってしまった


あたしは少しドキドキしてて


言葉は何一つでてこなかった。

でも、とってもとっても嬉しかった。


工藤くんはそう言うと、あたしの手を取り、教室からでてあたし達はひたすら走った。
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