瞬間的・恋心




二学期

涼太にはメールをしたけどメールは返ってはこなかった。

やっと会える、涼太に!

るんるんしながら席につくと隣には涼太がいない。

涼太がいつまでたっても来ない。

なんで!!

            

先生が来てしまった。


「みなさん、おはようございます。」


涼太は、次の日も、その次の日も学校には来なかった。


あたしは思い切って、先生に聞いてみた。

「先生。なんで涼太は学校来ないんですか?」

先生はあたしの耳元で

「実はね、みんなには明日言おうと思ってたんだけど、明日の午前中、工藤くん引っ越ししちゃうのよ。」           
  
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