瞬間的・恋心
沈黙が続いた。
なんで何も答えてくれないの??
「ごめん……。
俺、もう千尋とは会えなくなったんだ。」
涼太はあたしに背中を向けて言う。
涼太ねぇ
もしかして……泣いてる?
「苦しいのは、千尋だけじゃない…。
俺も泣きたいぐらい苦しいんだ。
でも俺は泣かない。
だって千尋は俺の大切な人だから…
俺のことで心配かけたくないから…」
その後、涼太を説得した。
夏休み中に、涼太の親が事故でなくなったらしい…