瞬間的・恋心




保健室

「どうしたんですか山田さん?」

泣いているあたし、先生の困っている顔。

今先生に全部何があったか吐き出したくなった

            
「あの子…」

あたしは今気付いた

中学に入って今日で4日目
あの子の名前がわからない
のに気付いた。

「あの子とはどの子ですか?」

そうだよね
先生だって「あの子」だけじゃわからない。

「ア、ある子から、変な噂をたてられて…ヒック」

「そうなの~
それはね、自分で乗り越えなきゃいけないことなのよ。
先生は山田さんのこと応援してますからね。
頑張ってください!!」


そう言うと先生は行ってしまった。            

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