あたしの豹変執事
新しい執事
あたしの名前は二階堂　咲羅（ニカイドウ　サキラ）。

パパが自分で立ち上げた会社で大成功して、ちょっとしたお金持ちの家庭のお嬢様ってとこかな。

別にご飯も普通にママが作ってるし、メイドをたくさん雇ってるわけでもない。
ただ１人、あたしの身の回りの世話係をつけているだけ。


そんなあたしは、一般の家庭と変わらない学校に通い、一般常識も知り尽くしていたし、パパとママはちょっと過保護だけどあたしは普通の生活を送っていた。




そんなある日のことだった―――・・・・・。



「咲羅。新しいお前の世話係をしてくれる人だよ。」
そう言われて突然パパに男の人を紹介されたのだった。

「へ！？」
あたしは驚きを隠せなかった。

なぜなら、あたしの世話係はあたしが２歳のときからずーっと高坂（タカサカ）さんがしてくれていたのだから。
そしてあたしはその高坂さんが大好きだった。


でも恋愛なのか、尊敬なのか・・・あたしにはてんで見分けがつかなかった。


もちろんあたしはちゃんと人並みに付き合ったこともある。
多分、初恋の人に会ったときにドキドキするのと同じような感情なのだろう。


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表紙・目次

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