そよ風とともに

私はその頃試合に挑んでいた。

両親がきっとどこかで見てくれていると信じて…
結果は準々決勝は勝ったけど準決勝で負け３位となった。

両親に知らせたくって必死で探したけど会場に両親の姿を見つけることが出来なかった


決勝戦も終わり表彰式を終えた頃、コーチに呼ばれた。


『すぐ帰る用意をしろ。行く所がある。用意出来たら駐車場へ来い』

ただそれだけ言って 足早に去って行った。
嫌な予感がした


私は慌てて帰る用意をしてコーチの元へと走った。


コーチは無言で車を走らせた。

着いた先は…○○救急医療センター


「どういうことですか？」