そよ風とともに
私が来てほしいなんて思わなかったら…あの日電話さえしなければ お父さんもお母さんも死ぬことはなかったのに…


私は泣きじゃくりながら話した


その間 陸は静かにうなずきながら 時には私の背中をさすりながら 聞いてくれた。

「辛かったな。でももう苦しまなくってもいんだょ。お前のせいじゃないさ。だから自分を責めるな。そんなことしたってお父さんもお母さんも喜ばないぞ。お前が笑ってなきゃお父さんたちも悲しいと思うよ。」






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