そよ風とともに
「ごめんねぇ あんまり似てるもんだから…私 由紀の中学校の時からの親友なの。美咲ちゃんと昔会ってるんだけど 忘れちゃってるわょね」
「そうだったんですか…覚えてなくてすいません」

私は両親の事故のショックで 昔の記憶が途切れ途切れにしか覚えていなかった。

少し沈んだ表情の私

その時 奥から男性が出てきた。

「おっ、美咲ちゃんやっときたか。元気だったかい?」

おじさんは恰幅のいい体型で ご近所の世話好きさん そんなイメージがぴったりの人だった。
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