そよ風とともに
車は北の方へと進んでいる

「どこ 行くの? 」
すると

「着いてからのお楽しみ」

イタズラっぽく微笑んだ。

しばらくすると車は山道にさしかかった。なんだか懐かしいような そんな景色が広がった。

「私 この道 通ったことあるかも…なんとなくだけど…」

ぼそっと呟いた私に

「そうか?もぉすぐつくぞ」

そういうと 右に大きくハンドルをきった

すると…

『もみの木学園』

看板が目に入った

「ここって…」

「うん、美咲の両親が育った場所。それと俺も育った場所」

えっ?

そこは児童擁護施設

ということは…


考えていたら 陸は車を駐車場に止めた

「目的地 到着~!降りるぞ」
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