【甘短編】危険な教師~俺様を挑発してみな?やれるならな?~①
「恭ちゃんってじれったいよね!?…」



「っ…麻美!!」



「また来るから!!」



不意打ちのキスをして、麻美は帰って行く。すぐに俺は、服の袖で唇を拭う。だけど、感触は未だに残る。


ドタ…



「っ…紫海?」



「アハハ…転んじゃった」



わざとらしく言う紫海は、本当に転んだのか痛そうな表情をしながら言う。



「し…「触らないでください!!」



拒絶の言葉…



「今の…」



「ちゃんと聞いてましたよ?先生って、バカですよね?なんであたしなんかを?」



紫海は淡々に言う。


「っ…それに、先生って変です!不良教師じゃないじゃないですか!噂も当てにならないですね?」



紫海は、涙を堪えるように言うと笑顔を浮かべた。



「昨日倒れた時、あたしの事助けてくれましたよね?ちゃんと、服も着せてくれて…」



一瞬だけ下に視線を向け紫海は、照れくさそうな表情で顔を上げ


「ありがとうございます!」



そう言った。



ドキン…



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