【甘短編】危険な教師~俺様を挑発してみな?やれるならな?~①
ドサ…



「っ!…あれ…先生は?」



キョロキョロ辺りを見渡すが、先生の姿がない。あたしの体は、なんとか助かっていた。



二階の窓を見上げる。



あそこから落ちても死ななかったって奇跡だよね!!



心臓はバクバク言って妙にテンションが上がってしまう。



「…い…」



え?



「おい!!」



「せ…んせい?」



「おい!!いつまで乗ってる気だ?」



先生の声はあたしの下からする。振り返ると、あたしのスカートの下…つまりお尻で先生をつぶしていたみたいだ。



「キャー!!!先生!?」



急いで退こうとするけど、すぐに起き上がれない。眉間に皺が寄っている姿を想像するだけで、恐怖が襲ってくる。



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