snow×white
夏の終わり。
外は少し冷たい雨が降っていた。
雨に濡れた体をタオルで拭きながら、美嘉さんの話は止まらない。
「マジでかっこいいから!
真白絶対気に入るよ!
惚れるって!!」
「もともと美容室のお客だったんだけど何年か前から個人的に仲良くなってさ。
今はライブのときはあたしがヘアメイクしてんのよ。」
「まぁルックスがどうっていうりバンドとしてかっこいいって感じ?」
「う~ん。。。
でもあたし、バンドっていったらパンク専門だから…。
こういうアイドルバンドみたいなノリは……どうかなぁ。。。」
あたしは手鏡を取り出し、がんばってセットした『モヒカン頭』を気にしながら露骨に
「気乗りしない」
という顔をして見せた。
外は少し冷たい雨が降っていた。
雨に濡れた体をタオルで拭きながら、美嘉さんの話は止まらない。
「マジでかっこいいから!
真白絶対気に入るよ!
惚れるって!!」
「もともと美容室のお客だったんだけど何年か前から個人的に仲良くなってさ。
今はライブのときはあたしがヘアメイクしてんのよ。」
「まぁルックスがどうっていうりバンドとしてかっこいいって感じ?」
「う~ん。。。
でもあたし、バンドっていったらパンク専門だから…。
こういうアイドルバンドみたいなノリは……どうかなぁ。。。」
あたしは手鏡を取り出し、がんばってセットした『モヒカン頭』を気にしながら露骨に
「気乗りしない」
という顔をして見せた。