奇・竹取物語
「えい、ボブの分からず屋め!」

おじいさんは苛々して、懐から取り出した注射器を自分の腕の静脈に突き刺した

「グゥーッド・・・ヘイ、ジョージ、グゥーッド・・・」

虚ろな表情で、おじいさんは言葉を漏らした

目の前の光る竹が、視界の中でぐるぐるまわった
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