桜が舞う頃に
スタート★
「ん。。。。凜。。。。夏凜!!!!」
母さんの声で目を覚ます。
「心配したのよッ!!!!」
涙目のお母さんがあたしを抱きしめる。
後ろでは心配そうに萌、梨亜、陽菜、翔、優也がいた。
「ごめん。。。」
「夏凜は貧血を起こして倒れたんだ」
お父さんはそう言いイスに腰掛けた。
「ほんと、ビックリしたのよ。。。。。」
母さんが一筋の涙を流した。
しばらくお母さんはあたしを抱きしめたまま泣き続けた。
そして、用があると言って部屋から出て行った。
部屋にはあたし、萌、陽菜、梨亜、翔、そして優也。。。。
嫌な空気が流れる。。。。。
「夏凜っ、ごめんッ!!!」
萌が頭を下げる。
「あたしが、あのときちゃんと夏凜のことを理解いていたら。。。」
あのときってたぶん、萌があたしを発見したとき。
「ただの貧血だよ★」
「でさぁ。。。。優也が夏凜に話したいことがあるって。。。」
ずっと後ろに立っていた優也。
何。。。??
「じゃ、俺らは部屋に外にいるから♪」
上機嫌の翔。



何なの。。。。。???



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